上から目線で物言うのは良くない、人は誰も子供であったはずなのだ。
子供といえど馬鹿にしてはいけないのである。
「でもわたしのおっぱいには上から目線ですよね」
そう言って両手で胸を持ち上げるニーナ。
「ニーナの実りの悪い乳房がそれを許さないからだ」
「そんなひどい、まろび出るとか表現があるじゃないですか」
「馬鹿者ッ!!貧乳はまろびなど出ない」
なんて事を言う女なのだろう、それこそ乳に対する侮辱だ。
こいつは現実が分かっていない。
「おまえは板だ、桜色のポッチが2つついているだけの只の洗濯板に過ぎないっ!」
「おっぱいに人権はないんですね」
「だらしなく知性も感じられない揉み、
しゃぶられるだけが能の、
まろやかでそれでいて男を魅了する禁断の果実」
「そんなはしたないおっぱいが大好き、と…」
「…そういうことだ」
可哀相だがここは心を鬼にして、厳しくすべきだろう。
ミレイ会長が生徒会室にいないからといって、
ニーナに対して好き勝手言ってる
リヴァル
お前はおっぱい星人で、
貧乳も、巨乳も、みんなすべからく愛するべきだ!
とか言っていたじゃないか。
そんなお前だからこそ
この稀代のオシリストであるルルーシュ・ランペルージも認めていたというのに!!
(オシリスト: お知りが好きで好きでたまらない人を指す)
失望した!
失望したぞ、リヴァル。
間違っているのは俺じゃない、お前のほうだ。
俺はオシリストだがおぱーいを軽視しているわけじゃない。
おぱーいはシュチエーションで楽しむべきなんだ。
その性質上おぱーいはお尻よりもより豊かな表情を持っている。
貧しきも、富めるものも、輝きを放つ瞬間はそれぞれであり、
おぱーいに貴賎など無いのだ!
屈んだ時にのぞく胸元
寝起きでノーブラのおかげでシャツに隆起するポッチ
伸びをしたときに強調される胸部
電車の座席から見上げる胸
競泳水着に押し込められたおぱーい
夏場の透けブラ ←背中からではなく、前から透けているものが良い
カッターシャツを着た女性の胸
体育の時間に躍動するおぱーい、いや躍動しないのも風情があって良し!
挙げればキリが無いほど
そのシュチエーションによって俺たち男性を楽しませてくれている。
その奥深きを知ろうともせず、すでに自分が十分な領域に達していると勘違い!!
嘆かわしいぞ、リヴァル!
これはトモダチとして目を覚まさせてやる必要がある。
そうして奮起していると
6つの非平和的な目と、
面白がってる2つの目と、
驚愕に震えている2つの目が向けられていることに気づいた。
ニーナ、シャーリー、カレン、ミレイ会長、リヴァルである。スザクはいない。
そういえばカレン久々に見たな。相変わらず、課外活動に勤しんでいるのか。
とまあ、現実逃避しても何の解決にもならない。
どうやらお決まりのパターンで心の熱き思いは口に出てしまっていたらしい。
それも一部始終聞かれていたらしい。
ま、紳士である俺は気にしない。
だから
「君たちも気にするな」
俺は爽やかにそう言い放った。
「死ねば良いのに」
「死ねば良いのに」
「死ねば良いのに」
「ルルちゃんらしいといえば、ルルちゃんらしいわ」
「ルルーシュ、俺、目が覚めたよ!!」
そんな彼女、彼たちを部屋に残し、俺はスマートに生徒会室から退室した。
誤解などではないし、間違ったことでもなければ、嘘も言ってない。
弁解する気もなければ、好感度を気にしたりもしない。
俺は紳士
俺はいつでも正しいのだ。
さて、ナナリーのまろびやかなおぱーいでも堪能しに行くとしようか・・・・・・
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おわり
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