過去を
乗り越える
打ち勝つ
振り返る
省みる
または目を背ける
そういった事はよく耳にしたり、目にしたりもする
アニメや小説、ドラマなんかじゃテーマのひとつであることが珍しくもない。
だが
この絶対紳士であるルルーシュ・ランペルージにとっては違う。
まだ紳士のなんたるかを知らなかったルルーシュ・ヴィ・ブリタニアであったころはともかく、
ランペルージの姓を名乗る今では過去は過去だ。
儚むものでも、悲しむものでもない
過去のそれらすべては懐かしむものだ。
ましてや憎むものでも、怒るものでもない
慈しむものであり、まろぶものだ。 ←意味不明 (おっぱい談義 参照)
確かに、色々あった
普通や平均と呼ばれる人には到底経験しようのない過去だ。
ひどい目にあった
しかしそれはナナリーにおいての話だ。
いや、こう言い切ってしまってはナナリーに失礼だ。
今を懸命に生きている彼女に対しては
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待つだけの時間には普段考えないことが頭を巡るものだ。
今はテストの時間
当然、絶対紳士である俺にとってはテストなんて軽いものだ。
見直しを2回した時点で、時間は30分ほど残っている。
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俺にとっての過去に対する感情は
えがったーーーー (訳: 良かったーーーー)
ほんま、えがったでーーーーー (訳: 本当に、良かったんですよーーー)
てなもんだ。
父に捨てられ
母を失い
妹の光と足を奪われ
居場所を失った
だがそれでも俺の中でブリタニアでの生活は輝き続けている。
主にショッキングピンク色に
そんな過去をたまには振り返ってみるのも紳士の嗜みで
周りが必死になって答案を書き上げているなか、一人思索にふけるのも
“おつ”ってやつなのかも知れない。
まずはアリアスの離宮にいたころの事でも思い出すとしよう
あの頃は、あの離宮だけが俺たち兄妹の世界のすべてだった・・・・・
この時点で子ルルーシュが股間で頭角を現しており、机を下からガンガンと押し上げていた。
子ルルーシュがビクビクするたびに、机もガクガクするもんだから
隣の女生徒はそれが気になってテストどころではなかった。
「神聖ブリタニア帝国第99代皇帝陛下にして
黒の騎士団CEO、超合衆国最高評議会議長
ルルーシュ・ヴィ・ブリタニア様・・・・・・・股間のほうも悪逆皇帝なのね!!」
などと言ってルルーシュの股間を凝視しまくっていたのだ。
ルルーシュはその発言を聞かなかったことにした
絶対紳士である彼でも、まだそれは早いと思ったからだ。
いやな感じで
つづく
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